手術Types of operation

手術について

手術は、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の中心にある治療です。
手術の習得のためには、自ら手術解剖を深く勉強し、優れた指導医のもと多くの症例を経験する必要があります。 熱心な指導者と数多くの関連病院を抱える当教室は、耳鼻咽喉科専門医に求められる手術手技を身につけるための最良の環境が整っています。

  •  耳鼻咽喉科は頭頸部の疾患全般を扱う診療科であり、自ら患者を診察し診断を下し、内科的治療、外科的治療をはじめとして、様々な治療を行わなければなりません。 そのためには、それぞれの治療法の効果と侵襲度を考慮したうえで、患者が最良の方法を選択できるようわかりやすく説明ができなければなりません。 手術は患者に侵襲を与えることが明らかではありますが、効果が大きく、適応を決めるにあたっては術式に精通していることのみならず、患者の状態を正確に診断し、 術式に伴う合併症などに対する知識を持ち、なおかつ自分の実力をよく把握している必要があり、総合的な能力が求められます。以上のような背景から、我々は手術に関する教育を特に重視しています。
 手術に関しては、入局後1年目から指導医の監督のもとで開始しますが、本格的に学ぶのは2年目以降の教育関連病院においてです。耳鼻咽喉科の手術療法は、繊細さが要求される機能改善手術から、 頭頸部癌などの手術に代表される侵襲性の高いものまで多岐にわたっていますが、以下のような手術は多くの基本となる手技を含んでいることから、研修初期において重点的に教育しています。

耳科手術
・鼓膜切開術
・鼓膜換気チューブ挿入術
・鼓室形成術
・乳突洞削開術
鼻科手術
・鼻中隔矯正術
・鼻甲介切除術
・レーザー下甲介切除術
・非観血的鼻骨骨折整複術
・内視鏡下汎副鼻腔根本術
・上顎洞根本術(Caldwell-Luc法)
咽頭喉頭手術
・口蓋扁桃摘出術
・アデノイド切除術
・軟口蓋形成術
・ラリンゴマイクロサージェリー
・喉頭悪性腫瘍全摘術
頸部唾液腺手術
・気管切開術
・頸部リンパ節生検術
・甲状線片葉切除術
・頸部嚢胞摘出術
・舌下腺摘出術
・顎下腺摘出術
・耳下腺浅葉切除術
・頸部郭清術
従来耳鼻咽喉科の手術は、視野が狭いために術者以外には術野が見えにくく、教育が難しい欠点がありましたが、 当教室では、顕微鏡手術・内視鏡手術などのモニターを積極的に活用することにより、助手や見学者が十分術野を見やすいように対応しています。

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