埼玉県Saitama

 

さいたま市立病院 埼玉メディカルセンター さいたま赤十字病院 防衛医科大学校病院


埼玉メディカルセンター

 当院は京浜東北線北浦和駅から歩いてすぐの立地で、平成26年12月に新病棟が完成したばかりです。病床数は395床で、都心へアクセスしやすく、慶應義塾大学での研修や研究会に参加する際も大変便利です。
 当科の外来診療は、木曜を除き2診体制で、慶應義塾大学およびその関連病院から非常勤医師が派遣されています。初診が完全紹介制ではないこともあり、外来患者数が比較的多いことが特徴です。平成27年1月から小児科の常勤医が着任しました。1名ですので外来のみの診療体制ですが、乳幼児のABR検査も可能となるなど耳鼻咽喉科・小児科で相互に連携ができるようになりました。
 手術については、現在常勤医師が1名のため、鼻副鼻腔手術、喉頭微細手術、扁桃摘出術などが中心です。悪性腫瘍については埼玉県立がんセンターや大学病院へ紹介しています。
 平成26年10月から、埼玉県、県医師会、耳鼻咽喉科医会、地方部会の協力により日曜祝日の日勤帯の耳鼻咽喉科救急輪番体制が始まりました。 当院は一次救急を担当しています。例年 5月、9月、年末年始の連休に担当することになるので、年に2~3回程度の頻度で救急輪番日直を行っています。

(平成28年6月 記)

さいたま市立病院

 当院の耳鼻咽喉科医は3名です。勤務する医師の構成はその時々によって変わりますが、比較的若い医師が勤務することが多い病院です。小児から高齢者まで幅広く受診されますが、他の関連病院より小児の患者さんが多い傾向にあります。また周囲の診療所との病診連携を積極的に行っており、紹介患者が多いのも特徴です。
 症例の内容ですが、小児の扁桃手術や滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎、慢性中耳炎、甲状腺、喉頭、下咽頭の悪性疾患など幅広く診療しています。
 カンファレンスは週に1回行っていますが、カンファレンス以外でも疑問点などは随時相談し合うようにしています。院外のカンファレンスも積極的に行っています。紹介元である診療所の先生方との定期的なカンファレンスを主催し、また他の関連病院との交流も行っています。
 当科における研修では「患者さんから学ぶ」ということを一番に大切にしています。日頃から正書や論文、学会などで勉強することはもちろん大事ですが、実際に患者さんを診察してその診断や治療のために学ぶということを徹底してやってもらっています。患者さんの実際の診療から得た経験や知識の積み重ねが若い耳鼻咽喉科医にとってその後の大きな力になると思っています。そのために若い医師には外来から病棟、手術までなるべく多くの患者さんを担当してもらうようにしています。その中でも外来診療は診療の入り口であり、耳鼻咽喉科は診断から治療までを当科のみで行うことが多いため、まずは外来診療をしっかりできるようになることを重視しています。外来患者数が多くはじめは苦労することが多いのですが、2年間の研修で耳鼻咽喉科医として十分な診療ができるようになっています。今後もさらに施設や人員の充実を図り、よりよい研修病院にしていきたいと思います。

(平成28年6月 記)

さいたま赤十字病院

 当院は昭和9年に開設された旧大宮赤十字病院で、平成15年にさいたま赤十字病院に改称されています。さいたま市の中核病院のひとつで、病床数は605床、救命救急センターを備え、埼玉県災害拠点病院に指定されています。平成29年1月よりさいたま新都心に移転し、埼玉県立小児医療センターと同じ敷地に併設した病院となります。
 耳鼻咽喉科は平成23年度より慶應義塾大学から派遣の常勤医2名の体制となっています。平成24年度に日本耳鼻咽喉科学会専門医研修指定施設に再認定され、新専門医制度における慶應義塾大学と防衛医科大学校の研修協力病院です。
 手術室を利用する手術件数は年間約200件で、その他病棟での気管切開、外来での小手術などを適宜行っています。手術日は月曜全日、木曜午前の週1.5日ですが、必要に応じて手術室の臨時枠・緊急枠の使用が可能です。
 当科の特色として、耳鼻咽喉科に限らず近隣の医療機関からの紹介が多く、紹介患者を中心に診療していることが挙げられます。また救命救急センターもあることから、外傷、感染症などの重症患者を他科と協同で治療する機会も多くあります。緊急の画像検査(CT、MRI)は24時間施行可能で、緊急手術も速やかに行えます。気管切開、頸部感染症の切開排膿、副鼻腔の眼窩合併症、眼窩骨骨折、咽頭異物、顔面神経減荷術などを緊急手術で行っています。
 手術機器も豊富に揃っており、耳・鼻・咽喉頭・頸部の定型的なものはすべて施行できる環境です。鼻副鼻腔内視鏡、マイクロデブリッダー、手術用顕微鏡、ナビゲーションシステム、拡張型喉頭鏡、神経刺激装置などが使用可能です。外来には、超音波装置、電子内視鏡、赤外線CCD眼振計があり、いつでも使用できます。耳科検査、生理検査も充実しており、専門性の高い診療が可能です。
 診療・手術の安全性に関する取り組みとして、治療方針や手術適応などの重要な決定は常に耳鼻咽喉科チームとして検討しており、また手術日には執刀医を含め常勤医は外来などの他の業務を極力減らして全員が手術に専念できるようにしています。またナビゲーションシステムや神経刺激装置などの安全性を高める機器や、手術を低侵襲に確実に行える手術デバイスは可能な限り導入するようにしています。耳鼻咽喉科チームとして常に高い質の診療が提供でき、治療や手術をお受けになる患者さんはもとより、診療に当たるすべての医療者も安心できる環境づくりを心がけています。

(平成28年7月 記)

防衛医科大学校病院