栃木県Tochigi

栃木医療センター 足利赤十字病院 佐野厚生総合病院 済生会宇都宮病院 那須赤十字病院


足利赤十字病院

足利赤十字病院
日本医療機能評価機構認定施設
日本耳鼻咽喉科学会研修認定施設
日本気管食道科学会研修認定施設
日本頭頸部外科学会がん治療研修認定施設(平成25年度登録予定)

【病院】
 平成23年7月に旧足利競馬場跡地に、一般病棟完全個室・次世代型のエコ病院として全面移転しました。足利市のみならず両毛地域の基幹病院として一般診療・救命救急センターでの救急医療業務も充実しています。麻酔科常勤医が6名在籍しており、緊急手術も1時間以内に開始可能です。また各科オンコール体制も整っており、バックアップ体制も十分に機能しています。

【耳鼻咽喉・頭頸部外科】
 外来3診、手術日週2.5日、スタッフは常勤医4名・非常勤1名の5名体制です。耳鼻咽喉科一般診療のほか、腫瘍外来・音声外来・小児難聴外来の専門外来を設けています。外来紹介率は70%近くあり、足利市・佐野市・太田市の耳鼻咽喉科・小児科・内科などから多く紹介されています。特に力を注いでいる分野は喉頭・下咽頭悪性腫瘍における機能温存手術で、レーザー手術を中心に、外切開による声帯形成術・喉頭部分切除術・喉頭亜全摘術などを施行しています。反回神経麻痺に対しては入院喉頭枠組み手術・外来コラーゲン注入を多く施行しています。手術については、頭頸部腫瘍の症例が多いこともあり、専修医2年目から術者になる症例も多いです。嚥下機能・気道管理について近隣の慢性期病院との病病連携も緊密に行われ、患者のみならずスタッフ間の連携もしっかり取られています。人間ドックにも力を注いでおり喉頭癌検査・甲状腺検査を担当しています。

【各種主催する研究会】
1)佐野足利耳鼻咽喉科集談会(年3回):テーマを決めて一般演題・特別講演
2)耳鼻咽喉科病診連携カンファレンス(4回):1題15分程度で紹介症例を紹介元の先生方と討議検討
3)両毛嚥下研究会(1回):嚥下に関する症例発表・特別講演
4)両毛アレルギー疾患研究会(1回):各科(耳・小・眼・皮・内)からの一般演題・特別講演
5)足利漢方勉強会(3回):漢方処方の解説・特別講演

那須赤十字病院

 当院は慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室関連病院の中では最北端の病院になり、大田原市内にあります。 昭和24年7月1日に大田原住吉町に大田原赤十字病院として開院し、平成24年7月1日に中田原地区に新病院が建設され、 那須赤十字病院として生まれ変わりました。県北最大の公的病院として地域医療を支えています。

人員:常勤医1名、非常勤7名
 平成26年度は一時非常勤医師のみで稼働していた当院ですが、平成27年4月から常勤医1人体制となりました。 外来は当教室関連病院の医師によるサポート体制が整っており、各病院の上級医による外来診療がなされています。 そのため、喉頭、耳、腫瘍と各領域のエキスパートと診療に臨める恵まれた環境と言えます。
 また拡大手術が必要な症例、悪性腫瘍症例に関しては、教室関連病院である済生会宇都宮病院、 栃木医療センターとの密な連携で対応しています。

週間スケジュール
 一般外来は月・火・木・金・土曜日午前および水曜日午後に診療しており、水曜日と金曜日以外は2人体制です。 木曜午後は手術や病状説明を重点に置いた予約制の外来です。毎日外来開始までに病棟業務を行います。
 手術は月曜午後が局所麻酔枠、火曜午後および水曜午前が全身麻酔枠です。 鼻副鼻腔手術、ラリンゴマイクロサージャリー、チュービング、耳下腺腫瘍切除術などが中心です。
 手術以外の入院患者は、突発性難聴、顔面神経麻痺、めまい、急性炎症疾患などが主となります。

 超高齢者の進行癌の割合が年々高くなり、付き添いのご家族も60~70代ということも多くなってきました。 今後ますます高齢者が増えていく中で、的確な診断とわかりやすいインフォームドコンセント、患者とともに解決策を考え患者に寄り添った医療を行うことがより一層重要になると思います。 そのような姿勢を念頭に日々診療にあたっています。

(平成27年5月 記)

済生会宇都宮病院

 当院は人口50万人の宇都宮市の中核病院です。
 当院の特徴は以下の通りです。
①患者さんが非常に多い(入院・外来ともに多く、常にほぼ満床の状態)
②常勤医師の数が多く(168人:2017年7月現在)、かつ医師のActivityが全科で高く、各科の連携が極めて良好である(特に外科系のActivityは極めて高く、研修医の人気病院となっている)
③看護師、放射線技師、臨床検査技師、事務系職員など病院のスタッフが、自分の仕事に情熱とプライドを持っており、医師として働きやすい環境にある

 ①は研修病院にとって必須の条件ですが、②と③も働きやすさを向上させている重要な条件です。病院全体に「頑張って仕事している人が認められる」という雰囲気があります。欠点として、患者さんが多いため‘忙しすぎる’ということがあります。ただ雑務にとらわれることは少なく、純粋に医療の仕事で忙しいので、研修期間はとにかく仕事に没頭して、医師として成長したいという先生には良い研修病院だと思います。最近では勤務医の負担軽減のために、医師事務作業補助員が耳鼻咽喉科外来に専属で3名つくなど、さらに医療の仕事に専念できる環境となっています。

 当科の特徴は以下の通りです。
①外来・入院共に症例数が多く、耳鼻咽喉科疾患を幅広く研修できる。手術件数も関連病院トップクラスで、研修に必要十分の症例数がある
②学術活動(学会発表や勉強会・カンファレンスなど)を活発に行っている
③医長・副医長の専門領域(耳科学・聴覚医学、頭頸部癌)に特に力を入れて診療を行っている

 ①について:外来は初診患者20~30名/日程度、入院患者は月30~40件程度の手術症例を中心に20名/日程度です。週間スケジュールですが、月・水・金は手術を中心に、火・木・土は外来・検査を中心に、すべてのコマでDutyがあります。積極性・責任感・熱意のある先生には、どんどん症例を受け持ってもらう教育体制で行っています。
 ②について:学会発表は年3~4回を目安に全国の学会中心に行っています。勉強会・カンファレンスは、(1)症例カンファレンス(入院・手術・外来症例)、(2)英文抄読会、(3)聴覚(補聴器、人工内耳、小児難聴など)カンファレンスをそれぞれ毎週行っています。科内だけでなく他部署とのカンファレンスとして、放射線治療カンファレンス、放射線画像カンファレンス、病理カンファレンス、病棟看護師勉強会を1~2ヶ月に1回行っております。全てのカンファレンスにおいて時間をかけ、参加者が納得いくまで行っております。自分が行う医療行為の意味を明確にして、それが患者さんにどのような意味を持つのかを中心に、詳細に検討しています。また、学会のプレゼンテーションについても、題材の選択から症例のまとめ方、スライドの作成、分かりやすいプレゼンテーションの表現まで、納得いくまで繰り返し検討しています。
 ③について:医長の専門領域である耳科学(中耳手術、人工内耳手術など)と聴覚医学(補聴器、人工内耳、小児難聴、耳鳴など)領域は、特に力を入れて診療を行っています。2016年4月に聴覚センターを開設して、専用の診察室4室、専用の検査室(防音室)3室にて診療を行っています。主に補聴器・人工内耳・小児難聴患者の診療を聴覚センター外来にて当科専属の言語聴覚士4名(常勤2名、非常勤2名)・当科専属の臨床検査技師1名と協力して行っています。聴覚センター外来は毎日行っており、1日の患者数は30~40名程度(成人補聴器患者25~30名、人工内耳患者3~5名、小児難聴患者3~5名)と多く、全国各地から患者さんは受診しており、その数は年々増加しております。小児から成人まですべての患者を対象として、様々な臨床研究を行っており、専門的な研修も可能です。
 副医長の専門領域である頭頸部癌診療にも力を入れており、甲状腺・唾液腺手術は年に80~100件程度、それ以外の頭頸部癌手術は月2,3件(うち再建手術は月1件程度)行っています。手術はもちろんのこと、化学療法、放射線療法、緩和ケアも含め、全ての頭頸部癌症例に対応出来る体制で診療しております。
 医長・副医長の専門領域以外についても、めまい診療は斎藤晶医師、五島史行医師(NHO東京医療センター)、嚥下・喉頭診療は大久保啓介医師(佐野厚生病院)、甲能武幸医師(慶應義塾大学病院)など、当教室の協力の下、診療レベルを向上させています。

 以上が主な当科の特徴です。研修中の先生には「ゆっくり休む暇がない」と苦情を言われますが、研修期間にたくさんの患者さんを診て、いろいろな診療を経験したいという先生の期待には応えられる病院と自負しております。研修を目一杯やりたい先生、是非一緒に働いてみませんか?(平成29年7月 記)


2016年7月14日 耳鼻咽喉科外来・聴覚センター プレールームにて(耳鼻咽喉科医師5名、外来看護師3名、専属の言語聴覚士2名、専属の臨床検査技師1名、専属の医師事務作業補助員3名の計14名)

佐野厚生総合病院

 口から食べたいと思う患者に食べさせない医療は存在しません。我々は、特に力を入れている嚥下内視鏡検査と嚥下機能改善手術を両輪として、院内の言語聴覚士や理学療法士、看護師、栄養科などの各セクションの協力のもとにチーム医療を実践し、高度でかつ頑張りすぎずに「口から食べる」医療を後押ししています。
 耳鼻咽喉科・頭頸部領域の外科的手技の習得にあたって、当院が定めている「手術心得」を基本的な考え方として、常に患者を中心とした医師としての「基本」を学んでもらいたいと考えています。本人の希望と達成度により、声帯内注入術や経口的喉頭部分切除術、喉頭挙上術や内視鏡下輪状咽頭筋切断術なども習得することが可能です。
 耳鼻咽喉科領域の一般的な手術はすべて当院で施行しています。先進的な診療は慶應義塾大学の各医師と連携しています。耳科手術は新田清一医師(済生会宇都宮病院)に、頭頸部腫瘍の手術は坂本耕二医師(済生会宇都宮病院)と共に行っています。
 学会発表は地方部会が年に2回、全国レベルの学会が年に2回です。課外活動はテニスを少々。詳しくは当院スタッフまで連絡をください。(平成29年7月 記)

Ⅰ 基本的な業務について
外来診療
 9時診察開始。遅くても8時55分位から始めること
 外来開始までに入院患者業務(包交、投薬、依頼、オーダーなど)はすべて終了させる
時間外診療
 時間外の急患患者は、基本的に断らない
当直
 月2回程度  金曜日、休日がやや多い
 年末年始の当直は若手医師が担当する

入院オーダ/退院サマリ/手術申し込み/入院患者全般の担当
 基本的に若手の医師がすべて担当責任者

入院患者データベース作成
 若手の先生がすべて入力する
 学会発表作成時の基本データとして使用している 専門医受験時に必須となる
必要図書
 内視鏡下鼻副鼻腔・頭蓋底手術 CT読影と基本手技 (編)中川隆之 医学書院

Ⅱ 労働条件など
オンコール・日曜・休日・夏休み
 日曜・休日、年末年始のコールは若手二人で相談のこと
 病院から1時間程度の圏内にいること
 夏休みは、第二第四土曜と日曜を含め1週間
 デューティの日には休みを入れないようにできるだけ配慮すること

パート
 東京の慶應関連医院の外来パート
 鼻処置・咽頭処置・耳処置・耳管通気など
 火曜日14時〜16時、土曜日14時〜15時30分
 一人当たり月2〜3回程度

三 カンファレンス
「手術カンファレンス」 毎週水曜日 朝8時〜
 手術のピットフォールついて、基本的に術者がプレゼンする
 助手はイメージトレーニングがほぼ完了した状態で臨むこと
 先週の手術について簡潔に答えられるようにすること
「抄読会」 毎週木曜日 朝8時〜(第一木曜日を除く)
 3人交代(研修医がいる場合、第3週は研修医)
「入院カンファレンス」 毎週木曜日 午後2時〜 東5階病棟
 若手の先生が病棟で全症例のプレゼンテーションを行う
 「リサーチカンファレンス」毎週金曜日 朝8時〜
  研究、発表、論文の進捗状況についてのプレゼンを行う
 「栃木画像診断研究会」毎月第3木曜日 7時半〜
 済生会宇都宮病院またはNHO栃木センターで行う
 1〜2例、画像診断に関連した症例提示を行う
 MRI読影、解剖、想定される鑑別疾患、病理組織とFNAの結果など

栃木医療センター

栃木医療センター  当院は病床数350床の県内有数の規模を誇る中核病院の一つです。現在常勤医師2名、非常勤医師3名、外来看護師4名、専属の医師事務作業補助員2名という体制です。手術件数は年間250~300件であり、耳科・鼻科・頭頸部腫瘍など、耳鼻咽喉科における幅広い領域に対応しています。
 臨床家として、専門医になる前に経験が必要とされる一般的な症例をしっかりと診ることを踏まえた教育を行っています。また、病院全体として以前より地域医療(病病連携、病診連携)に特に力を入れており、市内のみならず県北の診療所からも多くの患者さんを紹介していただいています。再建を必要とする悪性腫瘍手術など、現在対応できてない症例もありますが、慢性扁桃炎、滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎、甲状腺・顎下腺・耳下腺腫瘍など、若手の医師にも初診から手術まで担当していただける症例も少なくありません。

 常勤医師は2名ですが、手術日は週3日確保されています。3年前に入院棟が新築されたことに伴い、手術室も7室に増設されました。さらに2017年度より麻酔科の常勤医師も4人に増員され、緊急手術(気管切開、膿瘍切開、鼻出血、異物など)の迅速な対応も可能になっています。また、病理診断部と口腔外科にも常勤医師がいますので、頭頸部の診療をする上で院内でのスムーズな連携も可能です。
 また、敷地内に保育所も併設され、働く女性にとってもキャリアを中断することなく臨床を続けることができる環境でもあります。

“住めば愉快だ!宇都宮”
 その言葉どおり、人口50万都市でもある北関東最大の都市、宇都宮で私たちと一緒に“愉快に”臨床経験を積んでみてはいかがでしょうか。(平成29年7月 記)